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「暗夜行路」執筆の和室も 志賀直哉の旧居公開
作家の志賀直哉(1883−1971年)が自ら設計し、約9年間暮らした奈良市高畑町の旧居の改修工事が終了し2日、一般公開が始まった。所有する学校法人奈良学園(奈良市)が資料写真や、同居していた家族の記憶を参考に、約1億円をかけて当時の姿を忠実に再現した。
1階にはサンルームや書斎があり、2階には37年に直哉が「暗夜行路」を書きあげた和室や、「蟹工船」で知られる作家小林多喜二(1903−33年)が宿泊した客間がある。
旧居は29年完成。直哉は38年に東京に転居するまで家族と暮らした。戦後は米軍や旧厚生省の宿泊施設として使われたが、取り壊しの話が持ち上がり、78年に奈良学園が買い取った。同学園の西川彭理事長は「多くの人に志賀直哉の心に触れてほしい」と話している。入館料は大人350円。
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