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奈良・縄文時代の土器棺墓に4歳児の骨
このニュースのトピックス:歴史・考古学
縄文時代晩期(約3000年前)の大規模な集落跡が見つかった奈良県橿原市の観音寺地区遺跡で、土器に納められた人骨や歯が見つかり、県立橿原考古学研究所が17日、発表した。
鑑定で被葬者は4歳前後と判明。土器を利用した棺に人骨が残った例は近畿では極めて珍しく、縄文人の暮らしぶりや葬送儀礼を考える貴重な資料になりそうだ。
土器は直径、高さとも40センチで、頭骨や足などの骨、歯が10本以上残っていた。片山一道・京都大教授(骨考古学)の調査で、2〜3歳時に食糧不足による栄養失調か大病を患うなどした可能性が高いと分かった。
土器棺は、乳幼児用の墓か、遺体を腐敗させて改めて埋葬したかで議論が分かれていた。今回の土器棺には、頭骨の下に腰骨や足の骨があったことなどから、別の場所で埋葬した遺体を土器に埋葬しなおしたことが判明。改葬説を補強する資料になった。
片山教授は「良好な状態で残った人骨を通じて、人物像や当時の死生観に迫ることができる」と話した。
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