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縄文期の石器失敗作や破片など出土 長岡京遺跡
長岡京遺跡(京都府向日市)の下層にある縄文時代後期(紀元前1100年ごろ)の地層から、石器の原料に使われたとみられる石や、失敗作として遺棄された石器などが見つかり、向日市埋蔵文化財センターが5日、発表した。自然の地層とは異なる不均質な土壌から出土しており、人為的に埋め戻されたとみられるという。石器の工房だった可能性もあり、同センターは「当時の生活を探る上で貴重な発見」としている。
長岡宮域の一条大路の南側側溝跡(幅約3メートル、深さ約60センチ)を調査。長岡京当時の地層の下にある縄文後期の層に直径約3メートル、深さ約60センチの人為的な穴があり、石器の原料らしい奈良産のサヌカイト(安山岩)の塊(縦約5・5センチ、横約3・5センチ)や、製作後に失敗作として遺棄されたとみられる鏃(やじり)(縦2センチ、横1・8センチ、厚さ6ミリ)、肉や皮をはぎ取る石器のスクレイパー(縦6・5センチ、横2・7センチ、厚さ9ミリ)などがまとまって見つかった。
石器製造に使用した石製ハンマーや、花崗(かこう)岩の粒が混じった土器の破片なども出土。同センターの中塚良・調査係主任は「原石とともに失敗作や破片が一度に見つかるのはまれ。工房であった可能性が高く、石器の製造工程を探ることができる」と話している。
現地説明会は7日午後1時から。阪急西向日駅から東へ徒歩15分。問い合わせは同センター((電)075・931・3841)へ。

