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縄文期の石器失敗作や破片など出土 長岡京遺跡

2009.3.5 22:48
石器の原石や失敗作がまとまって見つかった長岡京遺跡の一条大路側溝跡=5日午後、京都府向日市(撮影・石坂太一)石器の原石や失敗作がまとまって見つかった長岡京遺跡の一条大路側溝跡=5日午後、京都府向日市(撮影・石坂太一)

 長岡京遺跡(京都府向日市)の下層にある縄文時代後期(紀元前1100年ごろ)の地層から、石器の原料に使われたとみられる石や、失敗作として遺棄された石器などが見つかり、向日市埋蔵文化財センターが5日、発表した。自然の地層とは異なる不均質な土壌から出土しており、人為的に埋め戻されたとみられるという。石器の工房だった可能性もあり、同センターは「当時の生活を探る上で貴重な発見」としている。

 長岡宮域の一条大路の南側側溝跡(幅約3メートル、深さ約60センチ)を調査。長岡京当時の地層の下にある縄文後期の層に直径約3メートル、深さ約60センチの人為的な穴があり、石器の原料らしい奈良産のサヌカイト(安山岩)の塊(縦約5・5センチ、横約3・5センチ)や、製作後に失敗作として遺棄されたとみられる鏃(やじり)(縦2センチ、横1・8センチ、厚さ6ミリ)、肉や皮をはぎ取る石器のスクレイパー(縦6・5センチ、横2・7センチ、厚さ9ミリ)などがまとまって見つかった。

 石器製造に使用した石製ハンマーや、花崗(かこう)岩の粒が混じった土器の破片なども出土。同センターの中塚良・調査係主任は「原石とともに失敗作や破片が一度に見つかるのはまれ。工房であった可能性が高く、石器の製造工程を探ることができる」と話している。

 現地説明会は7日午後1時から。阪急西向日駅から東へ徒歩15分。問い合わせは同センター((電)075・931・3841)へ。

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石器の原石や失敗作がまとまって見つかった長岡京遺跡の一条大路側溝跡=5日午後、京都府向日市(撮影・石坂太一)

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