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【直木賞一問一答】天童荒太さん「取ったのではなく授かった」 (1/5ページ)
第140回直木賞を受賞した天童荒太さんは15日夜、東京・丸の内の東京会館で記者会見し、喜びを語った。報道陣との主なやり取りは以下の通り。
《天童さんは濃いグレーのスーツからモスグリーンのシャツをのぞかせ、ノーネクタイ姿で登場、頬をやや紅潮させ、背筋をすっと伸ばして着席。「ありがとうございます」と大きく一礼した》
−−受賞の感想を
「まず、この『悼む人』を大事な時間を割いて読んでくださった人と、長い選考の末に選んでいただいた選考委員の人に心より感謝しています。この作品は7年という歳月のあいだ、多くの人の力を借りて書き上げることができたので、ご恩にわずかでも報いることができたかなと喜んでいる。多くの優れた候補の方がいるのにそれをさしおいて選んでいただいたのは、ほかの作家の方だと、また来年ということもあるが、天童荒太の場合は次はいつになるのか分からないから、選考委員の方々が気を使ってくれたのでは。賞は読者にささげたい。ひとりの作家として、分不相応なお願いがあります。(目を伏せながら語る)賞は選ばれるもの、賞は授かるものだと思っています。賞を取るという言葉を使わないようにとマスコミの方にもお願いしてきましたが、まだ一部に残っているようです。創作においては正確な言葉を使いたいと思っています。選ばれました。授かりました。ありがとうございました。
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