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【断 大月隆寛】「意味」を考えない人々 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:コラム・断
先日、ある学生から「センセイのゼミ出るようになってから、歌詞の意味を気にして音楽を聴くようになっちゃいました」と言われました。
一瞬、何を言われているのかわからなかったのですが、理解するとさすがに眼からウロコが数十枚、音を立てて落っこちました。
その学生、少し前までよくいたような地味でまじめな文科系の、ある意味典型。まして人並み以上に音楽好きで、自ら楽器さえいじるくらいの学生だったので、驚きはさらに際立ったような次第。
今や、日本語の歌詞でさえも意味を解読してゆくような聴き方をせず、音楽の一部として、まるで洋楽の歌詞のように耳の表層を流れてゆくだけ、といった若い衆があたりまえにいるらしい。
もっとも、こういう類の「発見」ならばいまどきの大学のこと、日々出くわすわけですが、それにしてもこの一件だけは、そうか、そうなのかあ、としばらくの間、遠い眼をしていろいろ考えてしまうようなものでした。
そういえば、映画のビデオやDVDも「字幕」つきに対応できず、いつも「吹き替え」専門、って若い衆ももう珍しくない。
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