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源氏物語「梅枝の巻」最古級の写本 勝海舟の蔵書印 (1/2ページ)

2008.10.29 21:13
発見された「源氏物語」の写本。勝海舟の蔵書印もある=29日午後、神戸市東灘区の甲南女子大(撮影・彦野公太朗)発見された「源氏物語」の写本。勝海舟の蔵書印もある=29日午後、神戸市東灘区の甲南女子大(撮影・彦野公太朗)

 甲南女子大(神戸市東灘区)が所蔵する源氏物語「梅枝(うめがえ)の巻」が、鎌倉中期(13世紀半ばごろ)の写本であることが分かり、同大学が29日、発表した。現存する「梅枝の巻」の中では、東京国立博物館所蔵の「保坂本」と呼ばれる写本と並び最古級という。本文には代表的な写本である藤原定家編纂(へんさん)の「青表紙本」にはない独自の文もあり、源氏物語研究の上で貴重な史料となりそうだ。

 写本は縦15・4センチ、横15・6センチのほぼ正方形で全74ページ。昭和48年に同大が京都の古書店から購入した。2ページ目には幕末に活躍した軍艦奉行・勝海舟が、明治維新後に名乗っていた「勝安芳」との蔵書印があり、幕末から明治初期には源氏物語が男女を問わず広く親しまれていたことがうかがえるという。

 今年8月、源氏物語千年紀にあわせ、同大文学部の米田明美教授(53)が再読したところ、現存の源氏物語の写本にはなかった、登場人物のせりふなどがみつかった。このため関西大学の田中登教授に鑑定を依頼。書体や装丁などから、鎌倉中期の1240〜80年ごろに書写されたものであると結論付けられた。

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発見された「源氏物語」の写本。勝海舟の蔵書印もある=29日午後、神戸市東灘区の甲南女子大(撮影・彦野公太朗)
発見された「源氏物語」の写本。勝海舟の蔵書印もある=29日午後、神戸市東灘区の甲南女子大(撮影・彦野公太朗)
発見された「源氏物語」の写本。補筆されたページを開く=29日午後、神戸市東灘区の甲南女子大(撮影・彦野公太朗)
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