MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

ニュース: 文化 皇室学術アートブックス囲碁将棋写真RSS feed

【明解要解】著作権保護期間の延長 (1/3ページ)

2008.10.8 08:28

 著作権の保護期間を作者の死後50年から70年に延長すべきかを検討する文化審議会小委員会の議論が、暗礁に乗り上げている。賛否が複雑に交錯し、審議開始から1年半を経ても「中間まとめ」の作成ができない状況だ。なぜ議論が進まないのか。(社会部 鵜野光博)

 ■議論1年半、賛否交錯でまとまらず

 主要国の保護期間は表の通りで、欧米など先進国では70年が大勢を占めるが、著作権の国際条約である「ベルヌ条約」加盟の163カ国全体では、70年以上は4割強にとどまっている。

 国内では、平成18年に当時の小泉純一郎首相が、延長を要望する権利者団体に対して検討を約束。19年3月、文化審議会に「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」が設置された。

 概観すれば、欧米と足並みをそろえる必要性を強調する「延長派」と、延長によって著作権処理の負担が増えることを懸念する「慎重派」とが相対している格好だが、実際の議論はそう簡単には割り切れない。

■   ■

 「カミュやヘミングウェーと比べて、(没年が近い)谷崎潤一郎の権利が短くていいのか」。保護期間が終わることは、遺族が受け取る権利収入が消えることを意味する。これに対して「祖父が偉かったから孫に収入が入るのは、本当に社会正義か」という疑問や、「50年後に経済的価値を持つ作品はわずか。そのために残りの大半の著作物の利用が阻害される」という指摘があがっている。

このニュースの写真

[PR]
[PR]
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。