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【世界文化賞】「1000人以上プロに」イタリア青少年オーケストラ(若手芸術家奨励制度対象団体)

2008.9.16 20:42
イタリア青少年オーケストラのリハーサル風景。左はオーケストラ指導教官・ニコラ・パツコフスキー氏=6月19日、イタリア・フィレンツェ郊外のフィエーゾレ音楽学校で(大西史朗撮影)イタリア青少年オーケストラのリハーサル風景。左はオーケストラ指導教官・ニコラ・パツコフスキー氏=6月19日、イタリア・フィレンツェ郊外のフィエーゾレ音楽学校で(大西史朗撮影)

 イタリア青少年オーケストラはフィレンツェ市街を見下ろす丘の街、フィエーゾレにある「フィエーゾレ音楽学校」に所属し、プロのオーケストラ演奏者を養成するための訓練部門だ。同校は1974年、著名なビオラ奏者ピエロ・ファルッリがグループ演奏することを教育の基本方針に創立。その後、オーケストラでの演奏を訓練する部門ができ、84年にリッカルド・ムーティ指揮による演奏会でイタリア青少年オーケストラとして正式発足した。

 毎年行われるオーディションに合格した、18歳から27歳までの70〜90人がこのオーケストラで2年間、個人指導も含めてさまざまな訓練を受ける。受講料、寮費、食費は無料。最高20%までは欧州連合(EU)加盟国以外の出身者の参加が可能で、昨年10月からは奈良出身の辨天(べんてん)芳枝さん(24)が日本人として初めてこのオーケストラに入り、オーボエ奏者として学んでいる。

 同校のオーケストラ担当教官ニコラ・パツコウスキの他に、世界的指揮者も積極的に協力し、ムーティをはじめクラウディオ・アバド、ルチアーノ・ベリオ、ズービン・メータ、クシシュトフ・ペンデレツキなどが指導に当たっている。

 訓練期間中、欧州各地でのコンサートツアーや、一流オーケストラとの共演も行い、欧州内での評価も高い。アンドレア・ルッケシーニ芸術監督によると、この20年間で、1000人以上のイタリア青少年オーケストラ出身者が、イタリアと欧州各地のオーケストラでプロの演奏者として活躍している。

 同校は財団組織で、3歳から大人までの基本を学ぶ部門、上級の特別部門(24コース)、イタリア青少年オーケストラを3本柱とし、計1300人が所属している。

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イタリア青少年オーケストラのリハーサル風景。左はオーケストラ指導教官・ニコラ・パツコフスキー氏=6月19日、イタリア・フィレンツェ郊外のフィエーゾレ音楽学校で(大西史朗撮影)
イタリア・ローマでの世界文化賞・受賞者発表で奨励金授与の後、若手芸術家奨励制度対象団体に選ばれたイタリア青少年オーケストラによるミニコンサートが行われた=16日、イタリア・ローマのイタリア上院内(イサベッラ・カバッラーロ撮影)
ローマでの世界文化賞・受賞者発表で日枝久・日本美術協会会長代行(左)から奨励金などを受け取る若手芸術家奨励制度対象団体に選ばれたイタリア青少年オーケストラのアンドレア・ルッケシーニ芸術監督(右から3人目)=16日、イタリア・ローマのイタリア上院内で(イサベッラ・カバッラーロ撮影)
イタリア・ローマでの世界文化賞・受賞者発表で奨励金などを受け取った後、あいさつする若手芸術家奨励制度対象団体に選ばれたイタリア青少年オーケストラのアンドレア・ルッケシーニ芸術監督(左)。右端は日枝久・日本美術協会会長代行=16日、イタリア・ローマのイタリア上院内(イサベッラ・カバッラーロ撮影)
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