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【世界文化賞】「1000人以上プロに」イタリア青少年オーケストラ(若手芸術家奨励制度対象団体)
イタリア青少年オーケストラはフィレンツェ市街を見下ろす丘の街、フィエーゾレにある「フィエーゾレ音楽学校」に所属し、プロのオーケストラ演奏者を養成するための訓練部門だ。同校は1974年、著名なビオラ奏者ピエロ・ファルッリがグループ演奏することを教育の基本方針に創立。その後、オーケストラでの演奏を訓練する部門ができ、84年にリッカルド・ムーティ指揮による演奏会でイタリア青少年オーケストラとして正式発足した。
毎年行われるオーディションに合格した、18歳から27歳までの70〜90人がこのオーケストラで2年間、個人指導も含めてさまざまな訓練を受ける。受講料、寮費、食費は無料。最高20%までは欧州連合(EU)加盟国以外の出身者の参加が可能で、昨年10月からは奈良出身の辨天(べんてん)芳枝さん(24)が日本人として初めてこのオーケストラに入り、オーボエ奏者として学んでいる。
同校のオーケストラ担当教官ニコラ・パツコウスキの他に、世界的指揮者も積極的に協力し、ムーティをはじめクラウディオ・アバド、ルチアーノ・ベリオ、ズービン・メータ、クシシュトフ・ペンデレツキなどが指導に当たっている。
訓練期間中、欧州各地でのコンサートツアーや、一流オーケストラとの共演も行い、欧州内での評価も高い。アンドレア・ルッケシーニ芸術監督によると、この20年間で、1000人以上のイタリア青少年オーケストラ出身者が、イタリアと欧州各地のオーケストラでプロの演奏者として活躍している。
同校は財団組織で、3歳から大人までの基本を学ぶ部門、上級の特別部門(24コース)、イタリア青少年オーケストラを3本柱とし、計1300人が所属している。
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