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「最後の素粒子」発見挑む 国際プロジェクト始動  (1/2ページ)

2008.9.10 21:04
このニュースのトピックスノーベル賞
建設中に撮影された、巨大なアトラス検出器の内部(CERN提供・共同)建設中に撮影された、巨大なアトラス検出器の内部(CERN提供・共同)

 物理学の歴史を塗り替える可能性を秘めた壮大な実験が、スイスのジュネーブ郊外で現地時間10日、始まった。欧州合同原子核研究機関(CERN)の巨大な加速器を使って、未知の素粒子発見を目指す国際共同プロジェクトだ。日本からも研究者約100人が参加しており、物質が持つ質量の起源や、宇宙誕生の謎に迫るノーベル賞級の成果が期待されている。

 実験施設は世界最高のエネルギーを誇る「大型ハドロン衝突型加速器」(LHC)。地下約100メートルにある円周状のトンネル内に、極低温に冷やした約1600台の超電導磁石が並ぶ。1周の長さはJR山手線にほぼ匹敵する約27キロ。約5000億円の費用と14年の歳月をかけて建設された。

 光の速さ近くまで加速した陽子同士を正面衝突させ、宇宙誕生時の「ビッグバン」直後の状態を再現。崩壊の様子を解析し、新粒子の存在を探る。

このニュースの写真

建設中に撮影された、巨大なアトラス検出器の内部(CERN提供・共同)
LHC設置場所周辺の航空写真。赤線の地下100メートルに1周約27キロのトンネルが掘られている。左上にレマン湖、奥にアルプスの山々が写っている(CERN提供・共同)
欧州合同原子核研究機関(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)実験施設=CERN提供
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