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金魚の祖先は… DNAから解明 東海大などが発表へ

2008.8.18 01:02

 観賞魚として親しまれている金魚の進化過程を、東海大と国立遺伝学研究所の共同研究チームがDNA分析で解明した。中国産のフナの一種が祖先で、5つのグループに分かれて多様な品種が作られたことを突き止めた。22日から東京都内で開かれる日本進化学会で発表する。

 東海大医学部の小見山智義准教授(分子進化学)らは17品種、計44匹の金魚のミトコンドリアDNAを分析し、遺伝研のデータベースで他の魚類と比較するなど詳しく調べた。その結果、金魚は「ギベリオ」という中国産のフナが祖先だったことが分かった。

 金魚は約1500年以上前に中国で見つかった赤いフナが起源とされるが、具体的なルーツは不明だった。ギベリオは中国に広く分布し、普通は銀色だが突然変異で赤くなることがある。野生種のほか食用として養殖されているという。日本には生息していない。

 一方、金魚の進化を系統的に調べたところ、オランダ獅子頭(ししがしら)がギベリオから分かれた後、背びれのある朱文金(しゅぶんきん)と黒出目金、背びれのない頂天眼(ちょうてんがん)とランチュウの計5グループに分岐したことが分かった。

 このうち背びれのないランチュウなどは、遺伝的に新しい品種と判明。室町時代に渡来した金魚は、江戸時代にガラス製の鉢が普及するまでは陶器のかめで飼われ、横からではなく上から観賞していた。背びれがない突然変異種は上から体を眺めやすい利点があり、新品種として盛んに改良が行われたことを裏付けた。

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