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【戯言戯画】内藤大助 けっこうヒールの素質あり
プロボクシングって、いつの間に、こんなにプロレス化したんでしょ。
先週行われたWBC世界フライ級タイトルマッチは、テレビで見ててもかなり面白かった。内藤大助はほんとに巧(うま)い…って世界王者に言うセリフじゃないかもしれないけど。変則的なモーションとリズムでパンチを繰り出す屈指のテクニシャン。一方、挑戦者の清水智信が見せたのは気持ちいいぐらい正統派のボクシング。ヒット&アウェイでポイントを稼ぐ。真面目にコツコツって感じ。
対照的な2人が演じた好試合は、リードされていた内藤のKO勝ちで決着したんだけど、ドラマチックな逆転劇は、その余韻にひたる間もなく、プロレスモードの茶番劇に転じる。
リングに乱入したのは、ご存じ亀田3兄弟の興毅。ブーイングのなか、内藤に対戦を挑むパフォーマンス。TBSに視聴者から抗議が殺到したらしいけど、そりゃそうだろう。
ところがチャンピオンの反応が意外だった。亀田に合わせて「やるぞ〜」と場内にアピール。さらにテレビのマイクに向かって「最後にひとこと…サンデー・ジャポン」。ここで番宣かい! とツッコむなり中継終了。後味の悪さにKO負けです。
いじめられっ子からの栄光の道とか、反則攻撃をはね返した亀田弟(大毅)戦とか、あれやこれやで内藤のキャラはベビーフェース(善玉)と思ってた(だから試合は清水を応援した)けど、けっこうヒール(悪役)の素質あり。ファンになるかも。次に乱入されたときには「ざけんな、てめぇ」とキレてみせるのも、ありだと思います。(篠原知存)
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