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大沢家所蔵の「源氏物語」写本が出現 「重文級の新資料」と専門家評価 (1/2ページ)

2008.7.21 17:55
見つかった源氏物語の「大沢本」   見つかった源氏物語の「大沢本」   

 古くは鎌倉時代までさかのぼる「源氏物語」全54帖がそろった新たな写本が確認され21日、国文学研究資料館(東京都立川市)の伊井春樹館長が大阪府立大の講演で明らかにした。昭和初期に国文学者の池田亀鑑(きかん)が報告して以降、所在不明となっていた「大沢本」と呼ばれる写本で、鎌倉中期から室町時代の筆写とみられる。独特の記述を持つ巻もあり、専門家は「『源氏物語』の成立に迫る重要文化財級の新資料」と評価している。

 「大沢本」は、奈良にあった旧家・大沢家に伝わった源氏物語で、明治40年、古典学者の小杉榲邨(すぎむら)が美術品として鑑定し、学界に紹介した。昭和14、15年には国文学者の池田亀鑑が調査・報告したが、以後行方不明となり“幻の写本”となっていた。

 体裁は縦、横が約16センチの四角い升形(ますがた)本。各帖の布表紙は緑地の金襴緞子(きんらんどんす)で装丁され、本文(ほんもん)は料紙に筆写されている。

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見つかった源氏物語の「大沢本」
見つかった源氏物語の「大沢本」   
「源氏物語」大沢写本
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