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【断 イタクラヨシコ】“大人の振る舞い”学べ
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岐阜県の女子短大生によるイタリアでの大聖堂落書き事件は、落書きをした学生だけが、若い社会人として謝罪するのではいけなかったのだろうか。短大の学長が謝罪したことに違和感をおぼえた。
研修旅行中に起きた出来事で、その落書きにご丁寧に学校名まで添えられていたために発覚したことから、学長が謝罪したのだろう。だが謝罪したということは、公共の場所での彼女たちの振る舞いに短大側が責任を持っていると世界に向かってはっきり認めたことになる。旅行時に彼女たちが未成年だったなら、引率した教員の監督不行き届きにされてしまったのだろうか。
中学生の修学旅行中の事件ならいざ知らず、専門教育に携わるはずの短大の先生が、一部の学生の面倒をそこまで見なければいけないのか。もしフルネームが落書きされていたら、親もイタリアへ行って頭を下げたのか。現地謝罪は、学長その他に付き添われるにせよ、学生自身がフロントに立って行うほうがよほど清々しいと思う。少なくとも海外で研修するほどには大人と見なされ、そう自任していたはずなのだから。
電車の中で痴漢をして警察に突き出されたサラリーマンや公務員が、職場ではいたって真面目な人物とよく言われたりする。この国では、パブリックな場での社会人としての振る舞いやそれが引き起こす因果について、若いうちに学ぶ機会がもっと必要な気がするが、どうだろう。ニンゲン稼業の要素は仕事とプライベート・ライフだけではないはずだ。(文筆業)