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藤原宮跡で藤原不比等にあてた木簡発見
このニュースのトピックス:歴史・考古学
奈良県橿原市の藤原京(694〜710年)の宮跡から出土した木簡に、右大臣を意味する「右大殿(みぎのおおとの)」と記されていたことが23日、奈良文化財研究所の調査で分かった。当時の右大臣で日本最初の法律「大宝律令」制定に尽力した藤原不比等(ふひと)=659〜720年=を示す可能性が高いという。
木簡は、宮の北東に設けられた門近くから出土しており、不比等の邸宅が宮の東側にあったとする説を補強する資料になりそうだ。
木簡は昭和55年に門の溝から見つかり、同研究所が再調査に伴って赤外線撮影したところ、「右大殿荷八」の5文字を確認。同じ溝から「和銅元年(708年)」と記された木簡も出土したことから、同年に右大臣に任命された不比等の可能性が高まった。
同研究所は、木簡は天皇から不比等への下賜品8個を藤原宮の外に運び出す際の荷札と推定している。不比等を示す木簡は平城京跡(奈良市)で見つかっているが、藤原京跡では初めてという。

