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石橋信夫記念館開館1周年特別企画・大和ハウス文化フォーラム (1/5ページ)
■「聖徳太子なら今の日本をどう活性化するか」
聖徳太子が活躍した約1300年前の悠久の古(いにしえ)に思いをはせ、日本の未来のあり方について考える石橋信夫記念館開館1周年特別企画・大和ハウス文化フォーラム「聖徳太子なら今の日本をどう活性化するか」(大和ハウス工業主催)が4月26日、東京都千代田区の大和ハウス工業東京支社2階大ホールで開催された。「和を以て貴しとなす」という、協調性を重んじる日本独特の精神を根付かせた聖徳太子像について、元経済企画庁長官で作家の堺屋太一氏や哲学者の中沢新一氏ら4氏が語りあった。
聖徳太子は、最先端の大陸文化を日本文化に取り入れ、中国との外交関係を実現し、法治国家の原型ともいえる律令制を施行するなど、国家としての日本の基盤を築いた。同フォーラムはこうした偉業や精神を振り返るために開催。会場には歴史ファンら約250人が詰めかけた。
第1部では、堺屋氏や中沢氏のほか、劇画『聖徳太子』を著した劇画家の池田理代子氏と歴史地理学者の千田稔氏が、政治や経済、宗教など、それぞれの視点からの聖徳太子像についてスピーチした。
第2部では、4氏が全国各地でみられる太子堂や聖徳太子信仰、「篤く三宝を敬え」などで知られる十七条憲法などについて意見を交換。日本の国際的地位の低下や少子高齢化、教育荒廃や官僚倫理の退廃など、現代が抱える問題の解決の糸口を、聖徳太子の教えに模索した。
堺屋氏は「独創性と勇気がなくなった21世紀の日本人だが、先祖にはこれほど大胆で多様性に富む人物がいた。聖徳太子が生み出した文化を、現在の日本にどういかしていくか。今こそ聖徳太子の精神に立ち返ることが必要では」と締めくくった。
フォーラムはきょう17日、大阪会場(大阪市北区の大和ハウス工業大阪本社2階大ホール)でも、哲学者の梅原猛氏や東洋大学総長の塩川正十郎氏らを招いて開催される。





