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【異郷に暮らす生き物たち】ヌートリア (1/2ページ)
■西日本では防除の動きも
西日本の水辺にはヌートリアがいる。体は、大きなドブネズミのようで、頭から尾先まで約1メートル、体重はまれに9キロというものも記録されている。ため池や、草むらに覆われた河川の湾処(わんど)、水田につながる水路の岸辺に棲み着いている。
兵庫・東播磨のためで、ヌートリアが土手に掘った横穴の巣を見つけた。主に夜行性だが、午後になると起きだして腹ごしらえをする姿がよく見られる。水面にひょうたんのような格好で浮いていたら食休み中だ。水中での活動はきわめて敏捷(びんしょう)で、潜ったり泳いだりする姿はカワウソと見まがうほど巧みだ。いかつい体つきに、鼻回りと口は白く、オレンジ色の門歯は口外に突出しており、いかにもこわもてである。
ここでひるんでは情けないと、カメラを武器にみぎわで対峙(たいじ)した。すぐに母親が向かってくるではないか。浅いとはいえ水の中では勝ち目はなく、急いで退散した。子持ちの母親は、散歩中の飼い犬にも向かっていくほど気が強いというのがうなずけた。

