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【秋山仁のこんなところにも数学が!】(18)よりよい選挙の方法とは? (2/2ページ)

2008.5.13 08:21

 1回目の投票の結果、4票のBが除外され、その4票がBの次点のCに回り、Cは合計10票となる(図2)。同様に2回目でDが除外され、Dの7票がCへ回りCが17票となる。3回目でAが除外され、最終的にCが勝者になるのです。

 他の選出方法にボルダ法があります。1票につき1位に4点、2位に3点、3位に2点、4位に1点と得点化して比較する方法です。これだとAは4点×8票+1点×(4+6+7)票=49点。同様にB、C、Dについても計算すると、Bが最高得点の79点で勝者になります。

 いろいろな選出方法が考えられますが、どの方法もある意味では理にかなっています。しかし、「どんな方法を採用しようとも、票のバラつき方によって不合理な現象が起こることがあり、完璧(かんぺき)な選挙方法は存在しない」ことが、ノーベル経済学賞受賞者のケニス・アロー博士によって証明されています。

(東海大教育開発研究所長)

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