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難病指定の炎症性腸疾患 根本的治療の可能性

2008.5.12 20:23

 北海道大遺伝子病制御研究所の西村孝司教授らの研究チームは12日、厚生労働省が難病指定する炎症性腸疾患を引き起こす原因が、体内にあるリンパ球の一種「CD8T細胞」の異常増殖により生み出される物質だとマウス実験で突き止め、疾患発生の仕組みも解明したと発表した。同疾患はクローン病や潰瘍性大腸炎などに代表され、患者は全国に約10万人いるとされるが、原因は解明されていなかった。

 発表によると、CD8T細胞はもともと体内にあるが、大腸内で何らかの理由で異常増殖すると「インターロイキン17」という物質を生み出し、この物質が炎症を引き起こすことが分かった。西村教授は「犯人と仕組みが初めて分かった。根本的な治療につながる発見だ」と話している。詳しい研究成果は米ロックフェラー大の医学雑誌5月号に掲載される。

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