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本州初の支石墓? 出雲の銅山跡で発見
このニュースのトピックス:歴史・考古学
縄文晩期から弥生中期にかけて、九州北部で造られていた支石墓とみられる遺構2基が、島根県出雲市大社町の鷺(さぎ)銅山跡で見つかった。支石墓は数個の支石の上に巨石を乗せる特異な墓。中国から朝鮮半島を経て国内に伝わったが、本州での出土は初めて。大塚初重・明治大学名誉教授(日本考古学)は「(朝鮮半島からの)鉱山技術集団が、北九州経由のほかに、ダイレクトに山陰地方に渡ってきた可能性もある」と注目している。
地元の郷土史グループ「鷺銅山を訪ねる会」の梶谷実代表(66)が、出雲大社から北約6キロの鷺銅山跡がある山の中腹で発見。一帯は「石の森」と呼ばれ、苔むした多数の岩石が数百メートルにわたって並んでいる。
遺構は、いずれも平ら状の巨石を下の岩石数個が支える構造。大きさは、長さ1・4メートル、幅1・5メートル、高さ0・9メートルと、長さ1・3メートル、幅0・6メートル、高さ0・8メートルの2基で、人工的な組み合わせとみられる。
鷺銅山は、江戸から昭和初期にかけて操業したとされるが、これまで本格的調査は行われておらず、銅採掘の歴史的変遷は不明。梶谷代表は「出雲地方からは、弥生時代の荒神谷遺跡や、加茂岩倉遺跡から大量の青銅器が出土。原料は出雲産とも考えられ、支石墓と合わせ、鷺銅山の解明も必要だ」と話している。

