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【戯言戯画】相本久美子 アイドルが偶像だったころ
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週刊誌のグラビアって、意外に記憶に刻まれてるもんなんですね。いや、完全に忘却のかなただったけど、「平凡パンチ甦(よみがえ)れ、アイドルの時代」(マガジンハウス)という写真集をみて、ほんとに甦っちゃいました。
夏目雅子、岡田奈々、烏丸せつこ…。1970年代に色気づいた僕らのハートをワシづかみにした美女たちの写真がずらり。同年代の記者たちと好き勝手を言いながらパラパラとめくっていて、心臓がどくん、と大きく打った。ビーチボールを手にした黒いビキニ姿。
おお、これは。長い間、大切に引き出しにしまってた写真に、こんなところで再会するとは。「えっ、クミコといえば大場久美子でしょ」。違わい! TVジョッキーという番組のアシスタントだった。白いギターとエドウィンのジーンズね。毎週欠かさず見てました。アルバム(LPレコード)も買ったっけ。
いま思えば、あのころはアイドル(偶像)がその意味通りに正しく崇拝の対象でいられた時代だった。ハロプロやらAKB48やら、さっぱりピンとこないのは、歳のせいだけだろうか。アイドルって意味が決定的に変わってしまったような気もする。四半世紀後にも、こういう写真集が出るのかなぁ。
相本久美子、でネットを検索してみたらブログを発見。娘さんが二十歳になられたそうで。ご活躍のようで何よりです。(篠原知存)

