MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

ニュース: 文化 皇室学術アートブックス囲碁将棋写真RSS feed

鹿と船描いた絵画土器が出土 大阪・八尾

2008.4.24 22:59
このニュースのトピックス歴史・考古学
シカと船の絵が描かれた「手あぶり形土器」(右中央の矢印)が出土した小阪合遺跡=大阪府八尾市(八尾市提供)シカと船の絵が描かれた「手あぶり形土器」(右中央の矢印)が出土した小阪合遺跡=大阪府八尾市(八尾市提供)

 大阪府八尾市の小阪合遺跡から古墳時代初頭(3世紀前半)のものとみられる鹿と船を描いた絵画土器がほぼ原型のまま出土し、市文化財調査研究会が24日発表した。

 鹿と船を組み合わせた絵画土器は全国で3例目だが、火鉢に形が似ている手焙(あぶ)り形土器に描かれた例は全国で初めて。

 絵画土器は豊作を祈る祭りの場で使われたとされ、弥生時代末にはほぼ見られなくなっていた。今回の出土は絵画土器を用いた祭祀(さいし)が古墳時代までは続いていたことを示す資料になるという。

 出土した土器は高さ17・2センチ、開口部は楕円(だえん)形で最大径15・7センチ。表面には牡鹿と牝鹿が3頭ずつと櫂(かい)(オール)8本を備えた船1艘がヘラなどで描かれている。

 鹿は角の生え替わる時期が稲作のサイクルと一致し、船は稲の霊を運ぶとされており、同研究会は「いずれも稲作の象徴で、豊作を祈る祭りに使ったのではないか」と話している。

 出土報告会は27日午後1時から、八尾市千塚の同市立歴史民俗資料館((電)072・941・3601)で行われる。

 辰巳和弘・同志社大歴史資料館教授(古代学)の話「鹿の表現が大和のものとは異なり、非常に独創的だ。鹿と稲霊を運ぶ船という題材からも間違いなく豊穣(ほうじよう)を願う祭祀に使用されたものだろう」

このニュースの写真

シカと船の絵が描かれた「手あぶり形土器」(右中央の矢印)が出土した小阪合遺跡=大阪府八尾市(八尾市提供)
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。