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キトラ古墳出土の太刀を復元 黒漆塗りで長さ90センチ (1/2ページ)
このニュースのトピックス:歴史・考古学
「朱雀」などの極彩色壁画で知られる奈良県明日香村のキトラ古墳の石室内で見つかった、銀製のさや金具で装飾された大刀(たち)の復元作業が完了し、奈良文化財研究所が23日、報道陣に公開した。古墳時代以来の日本の伝統的な大刀だったとみられ、高松塚古墳(同村)出土の中国製とみられる豪華な大刀とは異なることが判明。被葬者像を探る上で興味深い資料になりそうだ。
キトラ古墳では、平成16年の発掘調査で掘り出した土の中から、銀製のさや金具3点と刀身1点が出土。刀身に付着した木製のさやには黒漆が残っており、同研究所は高松塚古墳出土の大刀などを参考に、黒漆塗りで長さ90センチの大刀に復元した。
一方、平成13年に石室の外で見つかった刀身の破片3点については、今回復元した大刀とは別のものと判明。築造当時、石室内には2本の大刀があったが、その後盗掘などで1本が石室外に出されたと推測される。石室内で見つかっていた「S字状」の文様が金象眼(ぞうがん)された豪華な刀装具も、石室外で出土した大刀の装飾品とみられている。

