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【戯言戯画】本田昌毅医師 心はモンゴルの大草原!?
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とてつもない経験は、しばしば人間を大きく変えてしまう。本田昌毅医師の変化を見てそう思った。
われわれが知っている彼は、朝青龍のメンタル面の主治医であり、激しい求愛のあげく野菜ソムリエに逃げられた気の毒な男である。その風貌(ふうぼう)はどこか茫洋(ぼうよう)としていて、なかなかつかみどころがない。
彼が経営するクリニックのホームページにアクセスして驚いた。そこには、眼鏡を外したいかにも抜け目のなさそうな男が登場する。包茎手術のスペシャリストとして、インタビューに応じた写真だ。そこに付けられた見出しは「一人で悩んでいないで、僕のところへ、おいで。大丈夫だから」。いかにもやり手の医師という印象。実際に彼は東京や沖縄などにクリニックを開院し、成功を収めているらしい。
太ったり、髪が薄くなったりという肉体の経年変化はあるだろうが、ホームページの写真とテレビに映し出される風貌の違いは、ただごとではない。いったい彼に何が起こったのか。
クリニックの経営に成功した彼は芸能界やスポーツ界の人々との人脈を広げ、その流れの中で朝青龍の主治医となる。これが運命の出会いとなった。力士とはそもそもが異形の存在。それもモンゴルという異境の大草原で育ち、横綱という頂点を極めた朝青龍である。素人考えだが、精神科医としてそんな男の内面と向き合った彼の心が影響を受けないはずがない、と思う。
彼の心は弾け、自由に飛翔した。どこへ? おそらくは、モンゴルの大草原に。(桑原聡)

