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【断 大月隆寛】命名「チベット一揆」

2008.4.18 03:36
このニュースのトピックス言語・語学

 どうも、「暴動」と「騒乱」とで混乱しているようです。何もシャレてるわけじゃない、いまや世界的な広がりでの抗議行動にまで発展しちまってる、かのチベットでの流血のすったもんだの一件です。

 「暴動」と言いたがっているのが北京政府側、それに対して「騒乱」や「争乱」としているのがこちとら日本も一応含めたそれ以外の西側メディアということらしいですが、これってそもそも語感の問題でしょうか、それとも下敷きになってる外国語の違いでしょうか。暴動がライオット、騒乱がディスターバンス、何がそんなに違うのか、どちらもいまひとつピンときません。

 というわけで、どんなもんでしょ、ここはひとつ「一揆」ということで。「チベット一揆」、いいじゃないすか、一気にイメージがふくらんで。半世紀前のチベット動乱(この時は「動乱」なんですね)このかた、北京政府の漢族に蹂躙(じゅうりん)されてきた民族のやむにやまれぬ思いが募ったところで、ええい、一発やっちまえ、てなところの気分がいちばんうまく伝わる日本語じゃないかな、と。

 まあ、これもまた英語にしちまえば「暴動」と同じライオット、らしいですが、とりあえず国内報道については、どう表記されてようと今後すべて「チベット一揆」とこちとら勝手に読み替えて理解しておくと、あ、そういう感じなわけね、とわかりやすくなる。で、いずれ「蜂起」、さらに「革命」と言えるくらいになればさらに吉、です。(札幌国際大学教授)

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