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「はにまる」発見! 祈祷具出土、セットでは全国初 松江
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江戸時代(18〜19世紀)の松江藩家老屋敷跡(松江市殿町)で、神道儀式に使用したとみられる祈祷(きとう)具一式がほぼ完全な姿で出土し、同市教委が16日発表した。厄よけや運気上昇のため土中に埋められたとみられ、2重の木箱には鉄の玉「鉄丸」と土の玉「埴丸(はにまる)」が収められていた。そろっての出土は全国で初めて。
市教委によると、外箱(長さ約44センチ、幅約24センチ、高さ約25センチ)のふたには「土」や「物」と墨書され、内箱(長さ約37センチ、幅約21センチ、高さ約17センチ)には「金祭鉄丸埴丸」などの墨書や「土金両来」という朱印が残っていた。鉄丸は直径約8センチ、埴丸は水に溶け形は崩れていた。竹やひもがあり、2つの玉は二つ割りにした竹に挟んで両端をひもでくくっていたと推測している。
市教委は「武士層の信仰や祈祷の具体的な内容解明につながる史料」と評価。水野正好・大阪府文化財センター理事長は「『八雲流土金祭行事法』という祈祷作法と推測できる。地鎮祭の意味よりも、土地の気を高め、家運を上昇させる珍しい祭と考えられる」と話している。

