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土井隆雄さん、記念すべきフライト 「きぼう」紡いだ16日間
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宇宙飛行士の土井隆雄さん(53)が国際宇宙ステーション(ISS)に日本実験棟「きぼう」の船内保管室を取り付け、無事帰還した。日本の宇宙開発が始まってから半世紀あまり、ついに初の有人施設が誕生した。新時代の幕開けとなった約16日間の記念すべきフライトを振り返る。(小野晋史)
土井さんは3月11日(日本時間)、米スペースシャトル「エンデバー」に搭乗して2回目の宇宙飛行に出発。13日、ISSを初めて訪問した。
「ISSは非常に大きくて、おもちゃ箱の中にいるような面白さ。仕事をするにも遊ぶにも飽きない」
14日、ロボットアームを使って保管室をシャトルから取り出し、ISSへの取り付けに成功。複雑な操作にもかかわらず、アームさばきは完璧(かんぺき)だった。
「きぼうが初めて宇宙空間に飛び出す瞬間、シャトルにぶつけないように、一番気を使いました」
15日午前10時半、保管室のハッチを開け、宙に浮かびながら入室。地上との交信では、人類初の月面着陸に成功した米アポロ11号のニール・アームストロング船長の言葉を引用した。
「1人の日本人飛行士にとっては小さな一歩ですが、日本にとって新しい、より素晴らしい宇宙時代の幕開けです」
休息時間にはブーメランを飛ばしたり、カメラでカナダ上空のオーロラなどの写真を「片っ端から撮りました」。食事では、他のクルーと一緒に日本食も楽しんだ。
「カレーライスがおいしかった。全員が集まって食事をしたとき、特に焼き鳥とご飯が好評でした」
27日、帰還。疲れた様子も見せず満面の笑みで記者会見し、さっそく3度目の宇宙を口にした。
「できることをすべてやった。ISSは楽しい所。明日にでも戻りたい」




