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【試行私考 日本人解剖】第3章 ルーツ 弥生人の出現(1) (1/3ページ)

2008.4.7 08:13
このニュースのトピックス歴史・考古学

 ■水稲とともに大陸東部から渡来

 ≪2つのタイプ≫

 顔がひょろ長く、鼻が低いのっぺり顔−。よく知られる弥生人の特徴は、顔が短く幅広で鼻高、彫りの深い縄文人と対照的だ。

 こうした特徴を持つ弥生人の最も古い時期の骨は、福岡、佐賀両県の平野部を中心とした北部九州から山口県、山陰地方にかけて出土する。魏志倭人伝に登場する「邪馬台国」跡との説もある佐賀県の吉野ケ里遺跡や三津永田遺跡(いずれも吉野ケ里町)、響灘に面した山口県の土井ケ浜遺跡(下関市)が有名だ。

 平均身長は男性で162〜164センチ、女性で150〜152センチ。縄文時代の列島人から男性で5センチ前後、女性は約3センチ伸び、戦前までの各時代の日本人の中で最も高身長だった。一方で、前腕部(ひじ〜手首)や脛などの四肢末端が縄文人よりも短くなり、その後の日本人の胴長短足傾向は彼らの体型を引き継いでいると考えられる。

 一方、同じ北部九州でも西寄りの長崎県や熊本県の海浜・離島部の弥生遺跡からは、「のっぺり・高身長」の典型的弥生人とは全く異なるタイプの人骨が見つかっている。彼らは短顔で鼻が高く、男性の平均身長は約158センチ、女性は約148センチ。四肢の末端は典型的弥生人と比べると長い。

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