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どこに行っても星を眺めていた 土井隆雄さん

2008.3.11 18:12
このニュースのトピックス宇宙

 「穏やかだが意志が強い」「自分をしっかり持っている人」。土井隆雄さんを知る人の多くは、こう語る。

 東京都南多摩郡(現町田市)生まれ。父親の転勤で北海道・釧路、福島、福岡・小倉、岡山、甲府、堺と転居が続いた。どこに行っても星を眺め、宇宙に行くことばかりを考えた筋金入りの「天文少年」だった。

 東大工学部航空学科を卒業し、旧文部省宇宙科学研究所や米航空宇宙局(NASA)の研究員になり、宇宙への道を一直線にひた走った。昭和60年、難関を突破して念願の宇宙飛行士に選ばれた。

 しかし、その後は一転して苦悩の日々が続いた。同期の毛利衛さん、向井千秋さんが次々に飛び立つ中で「巡り合わせの悪さ」(関係者)から搭乗予定が決まらず、後輩の若田光一さんにも先を越された。目標を見失いかけた時期もあった。

 平成9年にようやく初飛行。再び10年間待たされたが、決してあきらめずに訓練を続けた。日本人最高齢で2度目の宇宙に飛び立つ息子に、母親の信鶴子さん(85)は、裏面に短歌をつづった自分の写真を託した。

 趣味は天体観測とカメラいじり。酒はほとんど飲まないが、焼き鳥と長崎チャンポンが好物。米ヒューストンで妻、ひとみさん(52)と2人暮らし。

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