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安産祈って埋める? 犬と猿の土製品が出土
このニュースのトピックス:歴史・考古学
福岡県朝倉市の中世黒川院関連遺跡群で、犬と猿の形をした土製品が相次いで見つかった。いずれも手びねりの小さな粘土製で重さは約25グラム。平安時代から修験道が栄えた中世彦山の高僧にかかわりの深い遺物とみられる。
犬は高さ3・7センチ、幅2・6センチ。14〜16世紀に信仰を集めた中世彦山の最高位の僧、座主(ざす)の居館跡と伝えられる場所から出土した。「犬は多産の象徴。安産などを祈って埋めたのではないか」(市教委)という。
猿は高さ4・5センチ、幅3・8センチ。寺院跡とされる場所から出土した。つま先を立てて正座する跪座(きざ)の姿勢を取っていた。猿を神の使徒として、座主が14世紀に広めたといわれる山王信仰に関連があるとみられる。

