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出雲大社が「平成の大遷宮」で本殿公開へ
約60年ぶりに「平成の大遷宮」を迎える出雲大社(島根県出雲市、千家尊祐宮司)で、今春にご神体が遷(うつ)されたあと、国宝の本殿が一般に特別公開されることが8日、分かった。天井に描かれた秘図「八雲の絵」も鑑賞でき、美術や宗教研究者らの注目を集めそうだ。
同大社によると、現在の八雲の絵は、延享元(1744)年の造営遷宮に際して描かれたもの。それ以前にも本殿の天井に描かれていたが、最初に描かれた時期などは分からないという。
天井(約11メートル四方)に、紫や赤、青などの彩色を施した7つの雲(長さ約4〜約6メートル)を配置。「八雲」とされながら、7つしか雲が描かれていないことや、雲の配置、配色、逆行の一雲など秘められた謎が多い。
また、下段中央の最も大きい雲は「心の雲」と呼ばれ、唯一の黒雲の部分に「心入れ」という秘儀で「天下泰平・国土安穏・朝廷宝位・仁民護幸給」などが祈られたと伝えられている。
前回公開されたのは、昭和24年ごろとみられ、古代出雲歴史博物館の岡宏三専門学芸員は「一生に一度の機会。直接、目にすることで、新たな発見を期待している」と話す。
本殿の特別公開は、ご神体を仮殿となる拝殿に遷す「仮殿遷座祭」の奉祝行事が行われる4月21日から3日間と、ゴールデンウイーク期間(4月26日〜5月6日)、5月13〜18日の大祭礼期間、夏休み中(8月1〜17日)の計37日間を予定。本殿の15段の階(きざはし)を上がり、本殿周りの大床(おおゆか)から内部を拝観できるよう配慮するという。
千家国麿禰宜は「神様のお住まいにお上がりいただきますので、服装などマナーを守れないと、お断りすることもあります」と話している。
拝観は午前9時半から午後4時半まで、本殿前の八足門前で受け付け。無料。問い合わせは社務所((電)0853・53・3100)。


