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【私の「きぼう」ISS日本実験棟】?C発生生物学者・浅島誠さん(63) (1/2ページ)
このニュースのトピックス:宇宙
■「無重力」生物は…
「きぼう」の船内実験室で、無重力状態が及ぼす生物への影響を調べる。アフリカツメガエルの腎臓と肝臓の細胞を培養し、地上との違いを遺伝子レベルで探る。
「地上では見られない、細胞の隠れた機能が発見できるかもしれない」。生命が秘めている未知の能力との出合いに、心をときめかす。
発生生物学の権威。野生のトキが舞う新潟・佐渡島で生まれ育った。少年時代は宇宙へのあこがれも強かった。夜空を見上げると、松尾芭蕉の「荒海や 佐渡によこたふ 天河」の世界そのまま。星々の瞬きを不思議に思い、宇宙の果てを知りたくて仕方がなかった。
中学生のときには段ボールを丸めて筒を作り、時計店で買ったレンズをはめ込んで天体望遠鏡を自作。肉眼で見えない星をいくつも見つけ、天の川が無数の星々の集まりであることを知った。
「天文学者も面白いと思った。でも、星はすごくたくさんあるし、みんな僕の手に届かない」
一方、カエルやイモリは近くの田んぼにいくらでもいた。農作業を手伝いながら卵の変化に興味を抱き、結局は生き物の世界へ。昭和63年、細胞の分化誘導物質「アクチビン」を発見する世界的な業績を挙げた。
自分を生物学へ導き、実験材料としても世話になった両生類たち。彼らが宇宙との橋渡し役になってくれた。

