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代理出産 議論ポイントの「医学的問題」「罰則」「親子関係」 (1/3ページ)
代理出産をめぐり、日本学出会議の検討委員会が7日、「原則禁止」の報告書案をまとめた。多様な価値観が存在するなか、生命倫理について1つの見解をまとめるのは大変なことだ。約1年3カ月におよぶ議論で、論点となった「医学的問題」「罰則の問題」「親子関係の規定」の3点のポイントをまとめた。
■子のリスク
委員会が、代理出産を「原則禁止」とした要因の1つが「医学的問題」の存在だ。
1月末の公開講演会では、医学的見知から代理出産のリスクを指摘する声が相次いだ。お茶の水女子大理学部の室伏きみ子教授は「代理母と胎児との間では、免疫機構の破(は)綻(たん)が起こりやすくなる懸念が示されている」と、生物学の視点から危険性を指摘した。子供が将来、生活習慣病やがんの高いリスクを負う可能性があるというのだ。
議論の過程ではほかにも、「先天異常の確率」「早産など妊娠中の異常」「胎児の発育障害」などを危惧(きぐ)する声や、代理母に与えるリスク、医療現場の倫理的混乱を懸念する意見が強く、「原則禁止」が掲げられた。
一方、公的管理下で厳格な条件をつけた試行的代理出産の道を残した。例外を「部分的許容」ではなく、あえて「試行的」としたのには、代理出産がなし崩し的に広がることを防ぐ意図が込められている。