ニュース: 文化 RSS feed
祭祀用? 獣骨が多数出土、元岡遺跡群 福岡
このニュースのトピックス:歴史・考古学
福岡市教育委員会は4日、同市西区の元岡遺跡群で、弥生時代中後期(紀元前後〜3世紀ごろ)とみられるイノシシやシカ、イルカの骨と歯が50点以上出土したと発表した。
ブタかイノシシの下あごの骨は7、8個まとまって1カ所から出土。祭祀(さいし)の場で食べたか神にささげたと推測され、弥生時代の祭祀を考える上で貴重な発見という。
元岡遺跡群は魏志倭人伝に登場する伊都国の一部と考えられ、これまで小銅鐸(どうたく)や鏡、中国の貨幣のほか、大量の土器が出土。祭祀が300年以上行われていたとみられる。
遺跡を4日視察した国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の西本豊弘教授(動物考古学)は「若い個体の骨や歯ばかりのため、自然のイノシシではなくブタを飼育し、儀礼に使ったのではないかと思う。元岡遺跡群が拠点的な集落だった証拠といえる」と話した。

