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【私の「きぼう」ISS日本実験棟】?@宇宙飛行士・土井隆雄さん (1/2ページ)
「人類は宇宙で生活できると確信した」。平成9年、米スペースシャトルでの初飛行から帰還したときの言葉だ。あれから約10年。国際宇宙ステーション(ISS)に日本の実験棟「きぼう」を建設するため11日、再び宇宙へ飛び立つ。
3回に分けて打ち上げるきぼうの第1便に搭乗し、新時代の口火を切る。宇宙飛行士に選ばれたのは、きぼうの開発計画がスタートした昭和60年。「私ときぼうは、いわば同期生。待ったかいがあった」。
小さいころから星を見るのが大好きだった。中学生のとき、親に頼み込んで天体望遠鏡を買ってもらい、夢中でのぞき込んだ。高校時代に火星の大接近に感動して「将来は宇宙で仕事をする」と決意。いったんは私大に進学したが、「自分で作ったロケットを飛ばす」と、航空学科のある東大へ入り直して宇宙への道を突き進んだ。
前回の飛行では日本人初の宇宙遊泳を経験。不具合が起きた人工衛星を回収する緊急事態に直面し、衛星を手づかみでキャッチする離れ業をやってのけた。今度は日本初の有人施設をISSに取り付ける大役だ。
「きぼうが完成すると、宇宙に日本人のすみかができる。芸術活動や宇宙授業もできるようになり、私たちの生活に宇宙が身近になる」
53歳での飛行は、同期生の毛利衛さんを超える日本人最高齢。体力を維持するため、厳しい訓練にも耐えてきた。