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【竹内薫の科学・時事放談】5次元 人間には見えない広がり (1/3ページ)
最近、「宇宙が5次元である」という仮説が人気を博している。「次元」などというと、なにやら難しげだが、ふつうの日本語に翻訳すると「広がり」のことである。だから「宇宙は5次元だ」というのは、「宇宙には5つの方向がある」という意味にすぎない。しかし、誰がどう数えたって、宇宙には3つの方向しかない。縦・横・高さの3つだ。残りの2つはどこにいったのだ?
実は、アルベルト・アインシュタインが「時間こそが4つ目の次元だ」という仮説を提唱し、この理論が実験で確かめられて以来、縦・横・高さ・時間の4つが宇宙の広がりだということは科学界の常識となっている。(その理論とは相対性理論のことである)。
ところが、ここにきて、縦・横・高さ・時間に加えて、5次元目の広がりがある、という説が有力になってきている。5次元仮説の提唱者で最も有名なのが米ハーバード大教授のリサ・ランドールだろう。彼女の著書は世界中でベストセラーとなり、昨年には来日して日本でも大騒ぎになった。

