MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

ニュース: 文化 皇室学術アートブックス囲碁将棋写真RSS feed

【パーティー鑑賞】宮部みゆき「親はいまだに『本は出るのか』と心配」 (1/3ページ)

2008.2.11 14:50
宮部みゆきさん宮部みゆきさん

 優れた新人を送り出している「新潮エンターテインメント大賞」の贈呈式が1月31日、東京都内のホテルで開かれた。今回、選考委員を務めた作家の宮部みゆきさんはあいさつで、受賞者の井口ひろみさんの才能を高く評価。式典会場に井口さんの家族がいることに気付くと、「私もいまだに親から、今年は本が出るのか、と心配されます。大沢在昌さんのお母さんは給料が払えるのかとお聞きになさるそうです。あんまり心配しないで」とユーモアたっぷりに語りかけて会場をわかせた。

 同賞は、たった1人の毎年交代する作家が選考委員になって選出するというユニークなシステムで運営。3回目の今回から新潮社とフジテレビの共催となり、名称を新人賞から大賞に改めた。過去2回は石田衣良さん、浅田次郎さんが選考委員を務めている。

 宮部さんが選んだ今回の受賞作は、浜松市出身の会社員、井口ひろみさんが書いた青春ミステリー『月のころはさらなり』(新潮社)に決まった。

宮部さんのあいさつ

 最初から井口さんの作品にひかれるものがありまして、最後の方で作品の落ち着けどころとして、主人公を振り回す小生意気な男の子が出てくるんですけど、彼が「お前に世話になったからさあ、あいさつしてこいっていわれたから、しにきたんだ」という部分を読んだときに、あ、この作品で決まりだと思いました。こういうふうにこの物語を締められる書き手の方は、とてもすてきな物語カンをお持ちだなあと思いました。私自身、大変共感するところも多かったので、とてもうれしい気持ちで、受賞作を決めることができました。

 きょう控室にいらしたとき、大変緊張してらっしゃいましたけど、大変落ち着いた書きっぷりで、その落ち着きがどこから出てくるのかというと、それはしっかり考えているからだというふうに私は思いました。小説だけでなく何かを創作するというのは、モノの形のないところから取り出してくるので、どうしても感性とか、才能とか、ひらめきのようなものが大事なように思われがちですし、それがないとダメだというようなとられ方をします。

このニュースの写真

宮部みゆきさん
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。