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丹波竜の腰骨と肋骨発見 兵庫・丹波 国内最大級の草食恐竜
兵庫県丹波市山南町で見つかった国内最大級の草食恐竜「丹波竜」の第2次発掘調査で、新たに腰骨の一部と肋骨(ろっこつ)などが見つかり、県立人と自然の博物館(同県三田市)が7日発表した。肋骨が完全な形で、まとまって発見されたのは国内では初めて。すでに発掘された頭骨や尾骨などに続く発掘で、世界的にも貴重な全身骨格が発見される可能性がさらに高まった。
また丹波竜はこれまでティタノサウルス類とみられていたが、尾骨の形状が同類と異なることが分かり、同館は、「ティタノサウルス形類」とみられることを明らかにした。新種の可能性もあるという。
見つかったのは、長方形の坐骨とみられる骨盤の一部(幅約15センチ、長さ約50センチ)と肋骨9本(最大幅約8センチ、長さ約1・3メートル)。肋骨と坐骨は約1メートル離れた個所に埋まっていた。このほか背骨や部位不明の骨の破片約1600点も発見され、すべて約2・5メートル四方の範囲内に集中していた。
丹波竜の化石は、白亜紀前期(約1億4000万〜1億2000万年前)の地層にあたる篠山層群から発見。体長は十数メートルとみられる。
昨年2〜3月の1次調査では、頭骨の一部の脳函(のうかん)や尾の脊椎(せきつい)にあたる尾椎、尾の血管を保護する血道弓などが見つかり、2次調査は昨年11月から開始。今後は、進化の特徴が出る胴体の脊椎骨「胴椎(どうつい)」や体格確定のカギとなる「大腿(たい)骨」の発見を目指す。
2次調査は2月末に調査を終える予定という。
兵庫県立人と自然の博物館の三枝春生研究員の話 「海外で見つかったティタノサウルス形類の化石との比較が必要だが、坐骨は種類を特定するとともに、同類の恐竜や丹波竜がどう進化したかを解明するうえで大きな手がかりになる。また肋骨の保存状態もよく、残りの骨もきれいに残っていると期待でき、今後の全身骨格発掘が現実味を帯びてきた」
ティタノサウルス形類 大型草食恐竜の竜脚類に属し、ジュラ紀から白亜紀(1億9500万年前〜6500万年前)にかけて生息した。竜脚類の中でも大型になった種類で、アルゼンチノサウルスは体長30メートル以上と推定されている。南米やアフリカのほか、米国や中国でも発見が相次ぎ、地球全域でさまざまな種類が長期間にわたって生息していたと考えられている。国内では三重県鳥羽市や群馬県神流町、石川県白山市などで脚や歯などの化石が見つかっている。


