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「弥生以前」教える意義 4日にシンポ
このニュースのトピックス:歴史・考古学
小学6年生の歴史教科書にはいま「旧石器・縄文時代」の記述がない。いわゆる「ゆとり教育」が原因だが、自国の歴史を基礎から学ぶ必要はないのだろうか。日本考古学協会(会長・西谷正九州大学名誉教授)は、弥生時代以前を教える意義について討論する公開シンポジウム「歴史教育と考古学」を2月4日、東京・小金井の東京学芸大学で開催する。
旧石器・縄文時代は、平成14年に施行された現行学習指導要領が、学習内容を削減したことを受けて、現行の小学6年社会の全教科書から記述が削除された。
学習の「発展内容」として三内丸山遺跡(青森)を紹介するに止まり、ほとんどの児童が学んでいない。このため「子供たちの歴史認識を不十分なものにする」(同協会声明)などと批判が根強かった。文科省は現在、23年度以降の復活を目指している。
シンポジウムでは、「小学校教科書から消えた旧石器・縄文時代の記述」「学校教育と考古資料の活用」などのテーマで、岡内三真・早稲田大学教授、釼持輝久・元神奈川県横須賀市立長井小学校教諭らが基調報告をしたあと、考古学者ら専門家8人がディスカッションする。
同協会理事の大竹幸恵さんは「日本史を24時間にたとえると午後10時半まで占めるこの時代は、子供の人気が高い。自然との共生など多分野にかかわることを、単なる暗記ではなく、日常に引きつけて学ぶことができる。そういうことをきちんと伝えたい」と話している。参加無料。午後1時から6時まで。問い合わせは同協会(電)03・3618・6608。
(牛田久美)