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抗がん剤がリウマチに効果 医科歯科大チームが確認
抗がん剤として開発された薬が、関節リウマチ治療に効果があることを東京医科歯科大の上阪等准教授(膠原(こうげん)病・リウマチ内科)らのチームが26日までに動物実験で確認した。関節の痛みの原因となっている炎症や、細胞の異常増殖を直接抑える画期的な薬として期待される。
免疫の過剰な働きによって起こる関節リウマチの薬のほとんどは免疫力を抑える治療を目指していたが、患者の病気への抵抗力を低下させるという問題があった。この薬が実用化されれば、こうした副作用を避けられる可能性があるという。
関節リウマチは、関節で「サイクリン依存性キナーゼ」という物質が活性化、滑膜細胞が異常に増殖するのが主な原因。
上阪准教授らは、この物質の働きを抑えると滑膜細胞の増殖も抑えられることを既に別の研究で確認していた。今回は抗がん剤がこの物質を阻害する点に着目。マウスに人工的に関節リウマチを発症させた後、この薬を10日間飲ませると症状が抑えられ、炎症抑制効果も確認されたという。
上阪准教授は「がん細胞増殖を抑える目的で開発された薬なので、今後リウマチ向けに微調整する研究を進めたい」としている。