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【断 中村文則】大食い競争の社会貢献 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:食の偽装
他の店はどうか知らないが、僕の働いていた店では、消費期限が切れた弁当は必ず捨てなければならなかった。大きなゴミ袋に、大量の弁当を捨てていく。当時の僕の一食の平均は200円と決めていたから、とてもコンビニ弁当など買えない。自分が買えないものを、そして命である食物を、次々と、大量に捨てる。あの罪にも似た悔しい感覚は、まだ僕の体に体感として残っている。日本は本当に、過度の飽食の国だ。
ひとつテレビ局に提案があるのだけど、たとえばあと2時間で消費期限が切れる、という食品を、大食いコーナーで使ったらどうか。それならば、ある程度の社会貢献(?)にもなる。公共の電波なのだし、食べ物は大切に扱ってもらいたい。(作家)