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【断 中村文則】大食い競争の社会貢献 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:食の偽装
テレビで最近、大食いのコーナーをよく見かける。
個人的な意見だけど、大食いを見ても、あまり面白いと思わない。そういうのが得意な人が平然と、美味(おい)しそうに食べているのはまだいいのだけど、一般の芸能人にまで挑戦をさせ、彼らが苦痛に顔を歪(ゆが)めながら食べている姿を映すのは、どうかと思う。見ていても気持ちが悪い。まだ若いのに昔の人の意見みたいだと思われるかもしれないが、食べ物なんだから大事に味わって食え、と思ってしまう。食に対する想(おも)いというか、食べ物は大切に食べるという感覚が、欠けているように思う。
僕は小説家になる前、コンビニでアルバイトをして生計を立てていた。月給は約11万円で、家賃が4万4000円だったから、生活はギリギリだった。