アンコールは、9世紀から15世紀にかけて栄えたカンボジア・アンコール朝の王都。ヒンズー教のクメール寺院をはじめ歴代の王が残した寺院や城郭など多くの遺産が密林の中に残された。だが、内戦の勃発(ぼっぱつ)後、破壊や盗掘が繰り返された。ユネスコ(国連教育科学文化機関)は内戦終了後の1992年、世界遺産と同時に危機遺産に登録して各国に救済を要請。日本やフランスなどによる保存・復旧事業で12年後、危機リストから除外された。