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弥生時代の墓23基、石のやじりも確認 豊田市・高橋遺跡
このニュースのトピックス:歴史・考古学
弥生時代の大規模集落とされる愛知県豊田市の高橋遺跡で、弥生時代中・後期(紀元前2〜紀元2世紀)の有力者の墓とされる方形周溝墓計23基や竪穴住居3棟が見つかったと、市教育委員会が15日発表した。
市がこれまでに行った調査で、高橋遺跡からは弥生時代終末期から古墳時代の方形周溝墓計5基が確認されており、資料館は「先行する時期の墓がまとまって見つかり、墓域と集落の変遷を知る貴重な手掛かり」と話している。
市郷土資料館によると、高橋遺跡は矢作川左岸に帯状に伸びる幅70−80メートル、長さ800メートルの集落跡。方形周溝墓は各地で確認されており「口」型に溝が掘られ、中央に土が盛られている。今回見つかったのは1基の大きさが約3・5−7・5メートル四方、溝の深さが約15−80センチで、墓の大きさが階層差を表している可能性があるという。
また、弥生時代中期の竪穴住居1棟からは石のやじり9点が出土。資料館は「弥生時代は鉄のやじりが主流と考えられており、1カ所から石のやじりが多数出土するのは珍しい。縄文時代と比べて大型で粗雑なため、戦争や儀礼的な目的で置かれていた可能性もある」と話している。