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衛星「だいち」観測精度不足 全国の地図修正が難航
宇宙航空研究開発機構の陸域観測技術衛星「だいち」が予定した観測精度を出せず、主たる目的だった国土地理院による全国の地図修正が難航していることが9日、分かった。
宇宙機構や国土地理院は、データを補正するプログラムなどを補って克服したいとしている。
だいちは、全国約4300枚に及ぶ国土地理院の2万5000分の1地形図の修正に生かすため、標高を誤差5メートル以下で測ることを目標に開発された。しかし平成18年1月の打ち上げ後、これまでに達成できた観測誤差は6メートル前後。撮影の際に衛星の姿勢を制御する難しさなどが理由という。
また、観測データを圧縮して地上に送る影響で、画像の境目に不具合も発生。従来の航空写真のような鮮明さが得られていないという。そのため観測データは国土地理院が目指していた頻繁な地形図の更新には生かせず、これまでに利用できたのは全国で52枚分にとどまっているという。