ニュース: 文化 RSS feed
「きぼう」が開く、宇宙開発の新時代 (3/5ページ)
このニュースのトピックス:2008年はどうなる
一方、船外実験プラットフォームでは、「全天X線監視装置」を用いたブラックホールなどのX線観測や、「宇宙環境計測ミッション装置」を使った宇宙空間での材料・部品の強度実験などを実施する。
「きぼう」開発プロジェクトチームの今川吉郎プロジェクトマネージャは、「通信・冷却系の装置は、ISSでも一番充実している。これまでにない成果があがるだろう」と胸を張る。
■有人飛行へ
有人宇宙施設にまず求められるのは、格段の安全性。米航空宇宙局(NASA)のアドバイスや要求に応えながら、開発は進められた。材質は、燃えにくくて有害物質の発生しないものを使用。高速で移動する宇宙ゴミ(デブリ)との衝突に備えて、船内実験室などは数種類の繊維を重ねた“防弾チョッキ”とバンパーで包まれた。部品総数は大型衛星よりも一けた多く、約200万点にのぼる。
シャトルが引退する2010年以降の物資補給のため、JAXAは宇宙補給機「HTV」を開発中。直径4メートル、長さ10メートルで食糧や実験装置など最大6トンの荷物をISSに運べる。HTV打ち上げのため、現在の日本の主力ロケット「H2A」の能力を増強した「H2B」を近く完成させ、2009年度の打ち上げを目指している。








