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「きぼう」が開く、宇宙開発の新時代 (2/5ページ)
このニュースのトピックス:2008年はどうなる
実験室内には実験ラックと呼ばれる装置が10個置かれ、うち5個を日本が使用する(残りは米国)。実験室内の気圧や温度は地上と同様に調整され、浮遊する飛行士は手すりにつかまりながら、作業に従事する。
これに対して、船外実験プラットフォームは、宇宙放射線などにさらされた過酷な環境下での実験施設。側面に、直方体状の船外実験装置を取り付け、地上で入力した手順に基づいて自動で実験や観測を行う。筑波宇宙センター(茨城県)との交信に用いる「衛星間通信システム」も設置される。
■多彩なテーマ
計画では、「きぼう」は10年にわたり運用される。JAXAは2010年までを第1期、10年から12年までを第2期とした利用計画を立案。第1期の実験テーマは公募で決められ、船内実験室のラックを使用する実験を16テーマ、船外実験プラットフォームでは3テーマが決まっている。
実験ラックは「細胞培養実験ラック」と「流体実験ラック」の2台が完成しており、“宇宙環境がほ乳類の細胞に与える影響”や“表面張力の差に起因する対流”などを調べるという。残り3つのラックはまだ開発中だが、摂氏1600度まで加熱できる「温度勾配(こうばい)炉ラック」を使った半導体材料の結晶実験など、先駆的な研究計画がめじろ押しだ。








