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【朝の詩】2007年10月月間賞
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産経新聞朝刊朝刊1面「朝の詩」の07年10月の月間賞は、無職、松崎清一郎さん(84)=大阪府藤井寺市=の『くすりを探せ』(10月17日掲載)でした。
選者の詩人、新川和江さんは、「もの忘れがひどくなったことを、こんなふうにユーモラスに、かつリズミカルにうたうことができたら、老いもまた楽しからずや、ですね」と話しています。
松崎さんは「銀色のシートにひと粒ずつおさまっている丸い錠剤。食後に飲もうと思い、親指でくすりを押し出したら、どっかに転がってしまう。どんぐりコロコロならぬ、おくすりコロコロ。こんなことがしょっちゅうあって、詩になりました」と言います。 最近はどうでしょう。「やっぱり薬を取り出すときに、こぼれてコロコロ、転がっていってしまいますねえ」といい、詩もできるかぎり作りたいと意欲を見せています。
◇
作品は次の通り。
≪くすりを探せ≫
くすり ひとつぶ
ぽとりと落ちて
かくれんぼ
眼鏡 かけ
探しても
探しても 雲隠れ
そのくすり
のんだようにも
思えてきたし……
ちょいと くたびれ
やっと あきらめ
つい 横になり
また あした