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日光東照宮、干支の描き手が30年ぶり交代
このニュースのトピックス:第23回正論大賞
日光東照宮(栃木県日光市)の絵馬の描き手が平成20年の干支(えと)「ねずみ」から30年ぶりに交代する。バトンを受け継ぎ、ふっくらした白ねずみが打ち出の小づちの上に乗る図案を描いたのは、台湾出身の画家、池依依依(いけい・いい)さん。「伝統をつなぎたい一心で描きました」と話している。
東照宮の絵馬は昭和52年から日本画家、米陀寛(よねだ・かん)氏(平成17年に死去)が手がけてきた。今年の分で遺作が尽き、米陀氏が体調を崩した折に2回代わりを務めたこともある池依さんに決まった。
池依さんは昭和37年生まれ。芸術家の池田満寿夫氏に師事して帰化した。平成17年、乳がんの手術を受けた影響で利き手がしびれたが、池田氏の「あきらめず、懸命に、真剣に」という言葉を励みに、絵筆を左手に持ちかえて再出発した。
「人生の階段を一歩一歩上るたび、素晴らしい景色がみえることも知りました。絵馬制作の機会を与えていただき感謝しています」と語った。