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万能細胞 京大に研究センター 研究を一元的に加速
このニュースのトピックス:人工多能性幹細胞(iPS細胞)
あらゆる細胞に分化する万能性があり、再生医療の切り札として注目されている京都大の山中伸弥教授が開発した「人工多能性幹細胞」(iPS細胞)について、文部科学省は20日、国内の拠点となる研究センターを今年度中に京都大に設置し、研究を一元的に加速させる戦略案をまとめ、科学技術・学術審議会の委員会に報告した。
戦略案によると、京都大に設置するのは「iPS細胞研究センター」。山中教授だけでなく、他の研究者も利用する開かれた拠点とする。幅広い分野の研究者が参加してコンソーシアムを結成し、同細胞を原則無償で利用できるようにする。
また、同細胞を使った治療法開発などの新たな研究プロジェクトについて、年内に公募を開始し研究費を助成。文科省は同細胞の研究費として今年度2億7000万円を計上しているが、来年度は「数倍以上の規模」(同省幹部)を目指して予算折衝している。
iPS細胞は11月下旬、山中教授がヒトの皮膚から作成に成功したと発表。その後、米国チームがマウスでの治療実験に成功するなど、研究競争が国際的に激化しており、山中教授は渡海紀三朗文科相らに「オールジャパンの研究体制が必要」と早急な支援策を要望していた。