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【科学】2007年の科学・災害を振り返る (1/2ページ)
このニュースのトピックス:人工多能性幹細胞(iPS細胞)
ヒトの皮膚から「万能細胞」を作った京大チームの成果は、再生医療の新たな切り札として世界的に注目された。米アポロ計画以来の本格的な月探査に着手した日本の衛星「かぐや」からは、鮮明な月面映像が送られてきた。科学技術のさまざまな分野が、新時代へと動き始めた2007年。日本の研究者が世界に存在感を示す一方で、国内では能登半島地震、新潟県中越沖地震などの災害が相次ぎ、原子力発電所をめぐる問題点も表面化した。科学技術と自然災害を中心に1年を振り返る。
≪「万能細胞」世界が注目≫
■倫理問題を回避
ヒトの皮膚細胞から、あらゆる細胞に分化する万能性を持つ「人工多能性幹細胞」(iPS細胞)を作ることに、京大再生医科学研究所の山中伸弥教授らが成功した。胚性幹細胞(ES細胞)と違って受精卵を使わないため、再生医療の倫理的問題を回避できる世界的な成果。安全性の確保が課題だが、がん遺伝子を使わない方法での作成にも成功した。米国が追い上げて国際競争が激化、日本政府も支援策の検討に入った。
■3人に宇宙への切符
来年から国際宇宙ステーション(ISS)に設置される日本の実験棟「きぼう」。スペースシャトルでの打ち上げに日本人飛行士の搭乗が決まった。2月の第1便は土井隆雄氏、4月の第2便は星出彰彦氏。秋には若田光一氏が日本人初の長期滞在に挑む。
■「はやぶさ」帰路に
地球から約3億キロ離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、岩石採取を目指した探査機「はやぶさ」が帰還を開始。イオンエンジンや姿勢制御装置の不調など満身創痍(そうい)だが、順調に行けば平成22年6月に地球へ到着する。






